前回（４月二十九日）はとても暑かった上、自販機が遠くベロを出しながらの商売でした。
そこで、今回は長男にラムネ屋をさせることにしました。利益はすべて自分のモノになると聞き、長男は大張り切り。ポスターを書いたり、「いらっしゃいませぇ。ラムネはいかがですかぁ。」と練習してました。
ところが、当日は台風がらみの大雨、、。辛うじて、会が中止になるのは免れたものの、寒いくらいです。
それでも長男は、水を汲みに行ったり、瓶を冷やしたり張り切ってます。
トランポの荷物をおろすのも待ちきれない人たちが大勢集まりました。その中を長男がモジモジしながら「ラムネはいかがですか、、、。」と小さな声で歩いています。その様子と、珍しさにたちまちに３本が売れました。
「みてみて、ほらっ。」と売り上げを手に嬉しそうです。ところが、、、。
主催者の方より「ここの自販機の売り上げにひびくので、販売を中止してください。」との指導が、、。
「えーっ、どうして駄目なのーっ。」と騒ぐ長男に、僕もうまく説明できません。
さんざん考えた結果、、、
客「このRZのタンクもう少しまけて。」 僕「じゃあ、このシングルシートを付けますよ。」
客「もうひと声っ。」 僕「うーん、じゃあ、サイドカバーも、、。」
客「もうちょいっ。」
こんな厳しいお客には 僕「このラムネ付けましょ、冷えてて美味しいですよ。」
これは結構効きました。
客「ラムネ、、、、ゴクッ、よし、買いましょ。」 僕「ありがとうございます。はい、ラムネ一本っ。」」
別の客「あっ、ラムネ有るんですか。」 僕「スミマセン、売り物じゃなくって、買ってくれた人へのサービスです。」
別の客「え、、じゃあ、このウインカーください。」 僕「ありがとうございます。はい、ラムネ、もう一本。」
これは結構効いて、お互いの売り上げを伸ばすことが出来ました。
もちろん、サービスのラムネ代は、僕の財布からそのつど支払いました。
おかげでパーツは今までになくさばけ、ラムネも売れました。仕入れ代を除くと彼の利益は千百五十円。
「すっげぇー、こんなに儲かっちゃった。」と大喜びです。このお金、何に化けるやら、、、。
子育ての日々 